4-3)農薬を使わない有機農業は不可能でないのですか?

 有機農業では、化学合成農薬の使用が出来ないので、害虫の発生が多くなると、被害の発生を防止することが困難となります。また、化学合成農薬を使わないために、害虫の捕殺などのように防除に人手がかかります。有機農業では、化学合成農薬以外の様々な防除法が使われます。病害虫による被害をある程度想定して、経営計画を立てることも必要となります。

 有機農業は、化学農薬以外の様々な防除法を駆使して行われます。それらの防除法は、輪作、混作、作期移動、捕殺、使用可能な防除素材(天敵、天然防除素材)の利用、防虫網やトラップなどの物理的防除法などです(クリック)。

 また、根菜類、葉菜類の施設内栽培など、比較的病害虫の被害を受けにくい作物あるいは栽培方法があります。
しかし、どうしても病害虫により被害が生じ、見た目が悪い生産物が増えざるを得ず、また、手間がかかるので、良き理解者を得て、販路の確保と価格の維持ないしプレミアム価格の確保が必要です。


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